「All Roads lead to Rome. 全ての道はローマへ通ず」
久々にイタリアへ。台風21号の影響で関空が閉ざされ、一時はどうなることかと思ったけど、まぁ無事飛ぶことができて本当になにより。出発前からこれだけそわそわした旅も初めてだったかな。ともあれ、久々に訪れたイタリアの街々はいつもと変わらぬ美しさで、新たに訪れた街との出会いもまた感動的なものとなったので結果的には最高の旅となりました。マイペースで更新して参ります。まずは首都ローマから。
「ローマは一日にして成らず」
かつて全地中海沿岸地域を支配した古代ローマ帝国の栄光は、現代ローマにおいても、街を歩けば至るところで垣間見ることができる。
2,000年以上も前から綿密な都市計画が進められ、様々な血が混在する中で多種多彩な文化が発展し、ミケランジェロやラファエロ、ベルニーニらによって街は装飾が施され、華やかで美しい都ローマが長い年月を掛けて造り上げられてきた。壮大な大聖堂や神殿、浴場、集会場、錚々たる遺跡、美術品の数々が時を超え現代でも普通に味わうことができる。それってすごいこと!
そんな有難き気持ちを懐きつつ、のんびりとローマを散策。ローマにはメトロやバスも通っているんだけど、地下に潜るのももったいないから、わざと道に迷うくらいであちこちを歩き廻るのがオススメ。観光スポットもそんなに離れた場所に点在していないので、徒歩でも十分観光できますよ。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂
ヴェネツィア広場にドーンと構える1870年のイタリア統一を記念した壮大な建造物。白亜のコロナーデがとても美しい。ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の業績を記念して建てられたもの。
フォロ・ロマーノ&コロッセオ
記念堂周辺は、古代ローマ遺跡跡が数多く残っているフォロ・ロマーノという遺跡群エリアとなっています。この一帯は古代ローマにおいて政治・経済・宗教の中枢となる重要な存在であったとされており、当時の神殿やバジリカ、教会、劇場、凱旋門など数多くの遺跡を間近で味わうことができるのです。
フォロ・ロマーノは言わずもがながら世界遺産として登録されており、遺跡の発掘は現代においても継続されております。
フォロ・ロマーノを代表する建造物と言えば、ローマ随一の観光スポットにもなっているコロッセオ。5万人を収容できる円形闘技場として建造され約2,000年以上もの時を経た今でもその堂々とした迫力ある姿を見物することができます。
いやはや、迫力が半端ない!コロッセオの入場券はwebからの予約がおすすめで当日だとかなり行列に並びます。その場合はフォロ・ロマーノとの共通券を購入した方が良いとか。なにせ、その辺を見越しての客引きがめちゃめちゃ多い・・w
フォロ・ロマーノの各ポイントについてはこちらの方のブログが分かりやすかったです。【フォロ・ロマーノ】みどころ19ポイントと地図つき完全ガイド!
コロッセオを後にし、歩いてこちらの教会へ。外観はあまり紹介されることはないけど、日本人にはあまりにも有名なこちら
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真実の口
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会という教会の廊下に設置されています。実はマンホールだったとか。オードリー・ヘップバーン演じるローマの休日の影響が偉大過ぎるのだろうな。
パンテオン神殿
コロッセオと並び、古代ローマ建築の傑作の一つに称されるパンテオン神殿。現存する石造りの神殿としては世界最大規模を誇る。
外観はシンプルだけど、凄いのは内装。特に円屋根のクーポラなんかは2,000年もの時を経ていいるとは思えない美しさ。。
ブティック街には、イタリア発のファッションブランドがズラリと軒を連ねている。TAX REFUNDを適用すればやっぱり日本で購入するよりは安価にはなるよね。さて、ここを抜ければお馴染みの広場の登場
スペイン広場
行ってみるととりわけここが凄い!と言うこともなかったりするんですけど、これも完全にローマの休日の影響力が凄いということに尽きる気がします。ただ、今は一応階段周辺での飲食が禁じられているので当時のマネはなかなかできないというw
トレビの泉
言わずもがながら、ローマを代表するスポット。後ろ向きにコインを投げ入れるとまたローマに返って来られるとか。お陰でまた戻ってきた。もちろん、今回も投げ入れました。
ナヴォーナ広場
元々競技場、競馬場として使われていた広場。巨匠ベルニーニを中心に3つの美しい噴水を取り囲むように広場が形成され、今では市民や観光客の憩いの場となっています。
広場中心にある大きなオベリスクと彫刻の迫力というか存在感がとても印象的。「四大河の噴水」という名前だそうで、それぞれの巨人がナイル川、ガンジス川、ドナウ川、ラプラタ川の世界の4河川を表現しているそう。
バチカン & サン・ピエトロ大聖堂
世界で一番小さな国として認められ、実質的には独立した国家であるバチカン市国。カトリックの総本山サン・ピエトロ大聖堂を中枢に据え、およそ東京ディズニーランドほどの面積内に国としての機関が集まっている。その中でも外国人観光客が入ることができるのは、サン・ピエトロ広場並びに寺院、バチカン博物館周辺のみ。
世界最大級のサン・ピエトロ寺院ですが、近づくと寺院の規模や神聖な雰囲気をじんじん感じ取ることができます。大聖堂に入場するには、割としっかりとした手荷物検査があって故に、特に観光シーズンや土日には大行列ができがちです。朝の早めがオススメです。尚、神聖な場所なので、服装には注意しましょう。
大聖堂内部には、ミケランジェロやベルニーニの彫刻を筆頭に貴重な作品がズラリと並び、彼らのファンには堪らないだろうなと。巨大なクーポラもベルニーニの設計だそう。こちらに登るには別途大聖堂の外脇から入場します。
途中までエレベーターを利用するか最初から徒歩で行くかを選択できますが、いずれも有料です。なにせこの大きさなので、まぁまぁ階段がしんどかったです。人が多い割に結構狭くて歩きにくいというのもあります。でも、クーポラから眺めるバチカンとローマ市内の眺望ったらもう最高ですよ。
以上、ざっくりとですが、ローマ&バチカンで約1日半掛けて散策をしてみた雰囲気を割と時系列に紹介してみました。実際は、ランチしたりショッピングしたりとブレイクを挟んでいますが、1日半あれば、これだけ廻ることができます。
でも本当は、バチカン美術館もシスティーナ礼拝堂ももっとじっくり見たいのであと半日、丸2日間ぐらいあればもう少しじっくり見て回れます。ローマという街自体が博物館のようなものなので、それこそ歴史や彫刻芸術が好きな方にはもっともっと日数が必要でしょうね。
何度訪れてもローマに惹かれるのは、この街で生きた先人偉人たちが、ローマという街を通して、今を生きる人々へ、この街が歩んできた歴史の深さと育んた文明文化をまるで彼らが語り継いでいるような気がするからかな。
トレビの泉にコインを投げといたから、きっとまたローマに帰って来られるだろう。
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