シンガポールにいったいなにがあるってんだ?
シンガポールに行ってきました。意外にも(毎度だれ目線)、シンガポールは初めて!
完全に余談ですが、ちゃんと数えてみるとこれで51カ国目ということになりました。ヨーロッパは濃い目でアフリカはまだまだです。世界は広いなー!ちなみに一番渡航回数が多いのがたぶんタイかトルコがフィンランドで5〜6回行ってる気がします。 |
さて本題ですが、これまでなかなかシンガポールに来なかった理由はタイトルにもあるように正直、「シンガポールにいったいなにがあるってんだ?」って村上春樹さんの「ラオスにいったい何があるというんですか?」的な口調で漠然としたイメージしかなかったからです。
(参考)
小さな大都市国家で、あるのはマリーナ・ベイ・サンズどーん!みたいなイメージでどこかあまり魅力を感じませんでした。
しかしながら今回初めてシンガポールへ行ってみて、その魅力にどっぷりハマってしまいました。
シンガポール最高!(笑)
じゃあなにがそんなにいいのかということをこれからだだーっとご紹介して参ります。
シンガポール旅のいいとこ勝手に20選
1. 日本から近い
アジアなので、シンプルに日本から近くアクセスは抜群。直行便であればANA・JAL(共に東京)に加え、常に評価の高いシンガポール航空やLCCのスクート、乗継便であればAir Asiaや中華系航空会社各社が乗り入れ、非常にフライトの選択肢も豊富です。直行便だと約7時間ほどで時差はたったの1時間。3連休などを利用してさくっと遊びにいくことができちゃいます。
2. 南国
これは完全に個人的な好みです(笑)基本的に半袖半パンサンダルが好きなので、年間平均気温26〜27度と言われる南国のシンガポールは大好物です。荷物も少なく済むし、さくっと旅するにはやっぱり南国は気楽で良い。ちなみに、一般的に3〜10月が乾季で11〜4月が雨季とされているようです。ただ、雨季と言えども他の東南アジア諸国と同じく、ざざーっとスコールが降り1日雨ということは少ないようです。
3. 街が清潔
道端しかり、地下鉄しかり、公共トイレにしかりでとにかく街中が非常に清潔。ゴミもほとんど落ちていません。ちなみに、ポイ捨ては罰金。街中は緑も多く空気も基本的に綺麗です。女性にとってこの清潔さは大きなポイントかと思います。
4. 治安が良い
“一般的”にシンガポールは日本を含め他のアジア諸国や欧米諸国よりも非常に治安が良い国と言われています。実際に*データでも犯罪件数が非常に低いことが証明されています。なにか犯罪の被害に合われた方の意見は180度変わってくると思いますが、これまで世界あちこちを旅してきた私の旅人感覚的な主観を鑑みてもシンガポールは非常に治安のいい国と感じました。女性一人でも安心して旅ができる旅先としてはトップクラスだと思います。もちろん、基本原則の注意と警戒は必要です。
5. 英語が通じる(場合によっては日本語も)
グローバル国家なシンガポールでは、公用語の1つに英語が設けられています。街中では基本的に、英語が通じることが多いので気軽に知ってる英単語でコミュニケーションを取ることができる。このあたりは香港は少々苦労した。また、日本の観光客、駐在員が多いこともあり結構街中で日本語を目にすることが多かったです。この国において語学については、ほとんど心配することはないように思います。
6. ローカルグルメが安くて旨い
物価は他のアジア諸国よりは多少高めで日本と大体トントンなことが多い印象ですが、食に関してはめちゃくちゃコスパがいい。代表的なのが、ホーカーズという屋台施設です。シンガポールの庶民の味方でローカル料理などいろんな国の料理が非常にリーズナブルな値段で食すことができます。超高層ビル群のビジネス街のど真ん中にもあったりするので使い勝手も抜群。シンガポールを代表するローカルグルメ、”チキンライス”や”ラクサ”なども300~500円程度で味わえるまさにローカルグルメ天国のような国です。
7.スイーツやカフェのレベルが高い
マレー系や中華系の独特なスイーツもあれば、最先端なパティシエスイーツ、本格的なサードウェーブ系カフェやローカルなシンガポール風喫茶店などバラエティに飛んでいます。カフェ巡りが趣味でもある自分からみてバリスタの腕まではわかりませんが、カフェのレベルはかなり高いです。どこも超おしゃれだし、コーヒーも旨い。スマトラなどのコーヒー産地も近いしね。時間のある方はゆっくりとカフェ巡りするのも楽しみの一つかと思います。
8. 世界中のグルメが揃っている
ローカルグルメだけではありません。シンガポールという国は世界中から、人・物・コト・金が集まる地です。必然と世界中の料理もここへ集まってきます。もしローカルグルメが口に合わなければ、日本食だってフレンチだってイタリアンだってなんだって揃います。世界中のビジネスマンが訪れるシンガポールには世界の一流シェフとレストランもこぞって進出しています。
9. チャンギ国際空港が素晴らしい
シンガポールの玄関であり、アジアの玄関でもある世界屈指のハブ空港、チャンギ国際空港はただ大きいというだけではありません。航空系の格付け会社skytrax社の世界の空港ランキングでも5年連続、総合1位に輝く世界1評価の高い空港。空港施設内に植物園やプール、サウナ、無料の映画館、ゲーム体験コーナーなどがあり、エンターテイメントが非常に充実した空港となっています。マニアックな視点でみると、出国審査の自動ゲートの対応やアーリーチェックイン制度、ラウンジの充実度など世界あちこちの空港を見てきましたが、あらゆる面で非常にレベルの高い空港です。帰国時には、早めに空港へ向かってしまうのも一つの手です★
参照:格付け会社の世界の空港ランキング2017、日本の4空港が「清潔」「サービス」でトップ10入り、総合1位はシンガポール・チャンギ空港
10. 交通インフラが整っている
近未来型先進国シンガポールの交通インフラはかなりレベルが高く、日本にも引けを取りません。時間通りの運行はもちろん、街の隅々までMRT(地下鉄)やバスの路線網が張り巡らされています。また日本同様、Suica/Icocaのような”EZ-link”というタッチ式のICカードを購入すれば、いちいち切符を購入する必要もありません。
11. 国がコンパクト
国の面積は東京都23区と同じような面積で非常にコンパクト。端から端まで行っても、1時間程度あればいけてしまいます。上記のチャンギ国際空港からも、タクシーで20分程度、メトロで50分程度で中心部へアクセスができます。移動に時間を掛ける必要がないので、短い滞在時間でもめいいっぱい楽しむことができます。
12. 交通費が安い
インフラが充実していることに加え、交通費が全般的に安いです。メトロも初乗り60円程度で空港⇔市内間も200円しない程。またTaxiも日本よりずっと安く使い勝手が良いです。ただし、朝と夕方のラッシュアワー時は特別料金価格なのでご注意を。
13. とにかく効率性が高い
上記の交通機関に関してもそうですが、この小さな経済大国は非常に効率性が重視されています。ホテルやレストラン、ショップ、観光地などのスタッフも非常にきびきび働いています。アジアを旅していると出くわす、“無駄さ”というのはこの国ではほとんど見受けられません(それが良かったりすることもあるのですが。)。タクシーの利用に関しても現地の大半の人は U-berやGrabという今時の配車アプリを使ってタクシーを呼んでいます。エレベーターはすごい早いです(笑)短い期間で計画的に旅をしたい人にとってはありがたい国民性かもしれません。
14. 観光アクティビティが充実
この小さな国に、非常にたくさんの観光アクティビティが詰まっています。シンボルマークとなりつつあるマリーナ・ベイ・サンズや近未来型の植物園ガーデン・バイ・ザ・ベイ、シンガポール・フライヤー(観覧車)、シンガポール動物園のナイトサファリやセントーサ島のUSS(ユニバーサル・スタジオ・シンガポール)、水族館など家族でも楽しめるような施設が多数。トレードマークのマーライオンやチャイナタウン、アラブストリート、リトルインディア、チョンバル、カトンなど街歩きとしても見どころが多い。また上記のマリーナ・ベイ・サンズやガーデン・バイ・ザ・ベイでは毎夜開催される、光と音のショーを“無料で”楽しむこともできます。
15. ショッピングが充実
食と同じく、この地には世界中のあらゆるカテゴリーのブランドが集結します。マリーナベイの巨大なショッピングモールやオーチャードという日本の新宿・原宿のようなショッピング街もあれば、小粋なブティックやセレクトショップが集結するクラークキーや、個人のデザイナーやセレクターが集まるチョンバルやハジレーンなどのおしゃれエリアもあったりと幅が広いです。ここにくれば、世界あちこちの雑貨や一点もののアートグッズ、骨董品などの掘り出し物も見つかるかもしれません。
16. 意外と自然が多い
大都市のイメージが強いシンガポールですが、意外に自然も多いです。街中いたるところが緑に囲まれており、街の北の方へ行けば熱帯雨林、セントーサ島へ行けばビーチもあります。また、フェリーに1時間も乗れば、インドネシアのビーチリゾート“ビンタン島”へ足を運ぶこともできます。
17. アートやデザインに溢れている
シンガポールは非常にアートやデザインの感度が高い国。それは街を歩いて周辺のビルを眺めているだけでも感じると思います。どのビルも独創的なデザインで空間造りが非常におしゃれです。街の至るところにアートが溢れ、美術館、博物館もたくさんあります。マリーナベイにあるハスの花の形をしたアートサイエンス・ミュージアムでは、日本のチームラボの常設展を楽しむこともできます。
18. ホテルがハイセンス
シンガポールはまるでホテルの見本市のように、世界中のありとあらゆるカテゴリーのホテルブランドが進出しています。バックパッカーからラグジュアリーな旅まで非常に選択肢が広いのはもちろんのこと、マリーナ・ベイ・サンズのような屋上プールを備えたホテル、空間デザインが秀逸でアートをふんだんに取り入れたハイセンスなホテルがたくさんあります。それでいて、ニューヨークや香港のようにホテル代金がすこぶる高いというようなこともなく、比較的リーズナブルでコスパの高いホテルも多いです。
おすすめホテル
独創的で近未来感漂う外観が特徴的なパークロイヤルホテル。
ルーフトップのプールとカフェ・バーエリアが魅力的なホテル。内装もとてもモダンでおしゃれなホテル。
19. 気軽に周辺諸国へ行ける
シンガポール1カ国でも十分楽しめるのですが、ここはアジアの玄関口であり世界最大規模のハブ都市でもあります。今回自分はフェリーでインドネシアのビンタン島へ行きましたが、LCCを使えば周辺諸国へ安価で手軽にアクセスができます。またストップオーバーであえてシンガポールで数泊してオセアニアやヨーロッパ等へ旅行するのもありでしょう。
20. いろんな国を一度に味わえる
これは、シンガポールの旅の醍醐味の1つです。街中には、ヒンドゥ―教の寺院もあればイスラムのモスクもあったり、大聖堂があったりと多民族、多宗教なこの国ならではの様々な旅先の雰囲気を味わうことができます。チャイナタウンやアラブストリート、リトル・インディアなどは象徴的なスポットです。これらの地域を旅をしたことがある人はどこか懐かしく、旅したことない人も一度で色んな国の雰囲気が味わえます。
以上、勝手ながらシンガポールを旅する20のいいとこをご紹介させて頂きました。
もちろんこれは各個人の価値観なので、なかにはシンガポールはつまんないという方もいらっしゃいますが、自分的にはシンガポールは都市造りや観光、エンターテイメントという分野において、日本よりも非常に洗練されていて感度が高く刺激がいっぱいでワクワクする場所です。
日本よりも圧倒的にGDPの高い経済大国シンガポールでは、ある程度金銭的な予算があったほうがもちろん楽しめます。とにかく安く済ませたいという気持ちでバックパッカーとしてこの国へ行って楽しいかと言われると微妙なところです。自分だったら世界一周の航路にも入れないと思います。
またこの国には大自然の絶景や大迫力の大聖堂、何千年の歴史文化があるわけではありません。
しかし、建国からたった50年ちょっとで世界有数の経済・観光大国に成り上がったシンガポールには、世界中から人・物・コト・金が集結し、いろんな刺激で溢れています。
こういった勢いのあるアジアの国々は是非いまのうちにみておいて欲しいスポットです。日々、成長を続けていますので、数年単位でがらりと雰囲気も変わっていくと思われます。
最後に:シンガポールの旅をおすすめする人
最後に、上記をふまえた上でシンガポールを旅先として、おすすめする人は次のような方です。
◆旅人年齢層
- 子ども〜シニアまでOK
◆旅のスタイル
- ひとり旅/子連れファミリー/卒業旅行/弾丸旅行/じっくり滞在/贅沢旅/ハネムーン
◆趣味・趣向
- グルメ/ショッピング/カメラ・写真/近代アート/近代建築/コーヒー・カフェ巡り/ラグジュアリーホテル etc..
などなど比較的、どの旅行者にも楽しめる場所ではないかと思います。ご参考までに。
ぜひ、シンガポールに行ったことない人も昔行ったことある人も訪れてみて下さい!
旅の様子は今後、徐々にUPしていこうと思います。- シンガポール政府観光局
- シンガポールナビ
- シンガポールのホテル予約なら、世界最大の宿泊予約サイト、Booking.com
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