ポルトガル旅行記 Vol.6 シントラ&ロカ岬編(後編)
ポルトガルの旅、3日目はリスボンからシントラ &ロカ岬へ日帰りトリップ。ペーナ宮殿にて、奇跡的な青空に恵まれて大興奮した後、一旦シントラの街の中心部までバスで戻ってきた。(前編はこちら)
朝、ペーナ宮殿へ向かうときには霧でよく分からなかったシントラの街。中心部はお昼時にはとても賑わっていた。
可愛らしい街並みで、路地裏を歩いていると小洒落たカフェやレストランもいくつかある。ここいらで昼食に。
シントラに来たら、立ち寄りたい老舗の人気洋菓子店“Piriquita”
ポルトガルの伝統菓子であるケイジャータ(写真右上)というチーズタルトやその下のパイ生地で卵黄のクリームを包んだトラヴェセイロが人気
さて腹ごしらえを済ませ、次はレガイラ宮殿へ向かう。バスでも行けるのだが、バス停に人が溢れていたので、歩いていくことに。歩いても15分ほど。
何でもない道のタイルがごく自然に美しい
気持ちのよい道を歩いていると、見えてきたレガイラ宮殿の庭園敷地内であろう外壁
チケット売り場にてチケットを購入(大人€6)、園内へ
イタリア建築家によってデザインされたレガイラ宮殿は宮殿自体は割りとコンパクトでどちらかと言うと、庭園の方が見応えがある。随所に、いろいろな仕掛けが施されていて、まるでRPGのドラクエに出てきそうなダンジョン感を味わえる。
写真スポットとして、人気な階段井戸。上から下からみんな写真をぱしゃぱしゃ
石造りのゴシックとマヌエル洋式が織り交ざっった宮殿。もう、ドラクエのお城にしか見えなくなってくる。
ここでじっくり凝った写真を撮っているといくらでも滞在できそうなんだけど、今日は次の目的地ロカ岬へも行くので後ろ髪惹かれながら、バスに乗り込む。
【TEL】 (+351) 21 910 6650
【営業時間】
・4月1日ー 9月30日 09:30 – 20:00
・10月1日 ー 3月31日 09:30 – 18:00
【HP】 こちら
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各スポットからロカ岬へ行くには、一旦シントラ駅へ戻る。
そして、ロカ岬行きのバス No.403に乗り込む。
シントラ観光に便利なAppはこちら
このバスが向かう先、ロカ岬はこの旅でも一番楽しみにしていた場所のひとつ。
「ここに地終わり海始まる」
岬の石碑に刻まれた言葉
なんともロマンに溢れている。ロカ岬はユーラシア大陸の最西端の地。ここに、世界で一番大きな大陸が途切れる。この海の先は、遙かなる大西洋を越えてアメリカ大陸。
もう一度、言おうロマンに溢れている!
シントラからおおよそ40分程でロカ岬へ到着。
着いた着いた!ここに来たかったんだ
ここに1時間弱はいたかな。ただひたすらに目の前に広がる海をぼーっと眺めては、ここが最果ての地であることを感じロマンに浸るのである。きっとこの写真を見て、日本海と言われてもまぁ正直見分けはつかないと思う。
だから、ここに来て「何にもないなぁ」と感じる人もいてもおかしくはない。
表面上は景色がとても綺麗な岬。それだけだったら恐らくここでなくとも、世界中いろんなところに似たような場所がある。この場所に立ってこれだけの興奮を味わえるのは、やっぱりこの場所にロマンが溢れているから!!
これは別に旅に限ったことではないけど、目の前に見えている表面上の美しさや、かっこよさだけでなく、その裏にある人々が歩んできた歴史や培ってきた文化、人々が馳せた思いや思想を感じ取ることが出来ると、例え同じものを見ていたとしても、より一層感じ取るものが増えて旅の深みや面白さも増すと思う。
学生時代に旅をしていた頃より、少しはそういう楽しみ方も増えたかなと。
そんなことを思いながら、憧れだったロカ岬を後にし、再びシントラ駅行きのバスに乗り込み電車でリスボンへ戻った。
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