今回、初めてポーランドを訪れました。
ポーランドのイメージはあんまりなくて、どちらかというと薄暗いイメージ。
というのは、多分教科書等で習った、アウシュビッツ強制収容所のイメージが強いからか。
そして、よく戦争の舞台になっていたということぐらいは知ってました。
あとは、ドルトムントのレヴァンドフスキがポーランド代表てことぐらい。笑
今回の旅で実際にアウシュビッツにも訪れ、あながちイメージと間違ってはいなかったという点もあります。アウシュビッツについては、また書きます。
それよりも、この国の目覚ましい発展と幾多の困難を乗り越え、いまこれだけの国を築いているこの国で生きる人々の力強さや、不屈の精神に驚かされるばかり。
東欧というイメージがあり、どうしても少し発展途上なのかとか、ロシア系の国なのかとかっていう先入観があったけど、いろんないい意味で覆された気がします。
まずは、ポーランドの象徴であり、首都のワルシャワからご紹介致します。
ポーランドという国は、本当に悲惨な運命を辿ってきた国です。
東にはソ連という強国、西にはドイツという強国筆頭に、西欧諸国という間に挟まれ、幾度となく戦火の中心に立たされてきました。
ドイツ、ソ連と支配国が代わる代わるするうち、分割、支配が繰り替えされ、ポーランドは幾度と地図上から消えています。
第二次世界大戦時は、ナチスドイツ下、終戦後はソ連下、ポーランドが今の形になったのは、1989年に民主化されて以降。
ワルシャワも同じく、悲惨な運命を辿り、第二次世界大戦下には現在の町の8割が焼け野原になり燃え尽きたとか。
今ある、この素敵な町の風景は全て、戦後復興したもの。
旧市街、新市街含め。特に圧巻は歴史地区と呼ばれる旧市街でレンガのひび一本さえ戦前の元通りに修復。この地に立つとまるで、そんな雰囲気はなく、中世の趣そのまま。
そのことも評価の一環となり、ワルシャワの歴史地区は【世界遺産】として登録されています。
ワルシャワ歴史地区
終戦時の写真
現在の美しいワルシャワの町並み
歴史地区と呼ばれる世界遺産指定の旧市街
カラフルな商人の建物が建ち並ぶ美しい中央市場広場
中世の趣そのままに再現された非常に美しい広場
これから、どんどんと気温も上がり、テラスでビールを飲む人も増えにぎやかになるんだろうなー
さらに、ここワルシャワと言えば、ポーランド出身のショパンゆかりの地でもあります。
ワルシャワ郊外の彼が生まれた故郷ジェラゾバボーラにはショパンの生家もあります。
美しき旧市街の復興とともに、新市街には高層ビルが立ち並び、中欧の国をリードしているポーランド経済の勢い感じた。
自分が思っているポーランドにこんな高層ビル群はなかったんだけどな。
こちらは、ソ連の統治時代にスターリンより、寄贈されたスターリン様式の文化科学会館
ワルシャワの人はみんなこれが大嫌いみたいなんやけど、皮肉にも美しい。
ワルシャワの人は、ここに上ると一番景色がいいと皮肉るそうです。w(このタワーが見えなくて済むから。)
幾度となく侵略が繰り返されたポーランド。
その度に不屈の精神で蘇ってきたこの国は驚きや、発見、刺激がいっぱい。
その象徴でもある首都ワルシャワの町はとりわけ、興味深い町。
西欧諸国とは違ったまた魅力がありますね。
●ポーランド政府観光局 http://www.poland.travel/ja/
ガイドブック等もまだまだ少ない、ポーランド。政府観光局のサイトが非常にしっかりしていて、資料も多数あり秀逸です。
最新情報をお届けします
Twitter でフォローしよう!
Follow @iam_no10