その数、6万本以上!
リトアニアとラトビアの国境ほど近く、リトアニアのシャウレイという町から北へ約10kmの場所に、突如無数の十字架が現れます。
リトアニアは非常に信仰度の深いキリスト教カトリック信者の多い国です。
1795年の第3次ポーランド分割で、リトアニアはロシア帝国の領土下に置かれ、ポーランド人とリトアニア人はロシアに対抗して蜂起を起こしたが、いずれも失敗に終わりました。これら2つの蜂起がこの十字架の丘の始まりに関係していると言われています。主に反乱兵の家族が、彼らの遺体のかわりに十字架を丘に建てたそうです。その後もリトアニアの独立時など、戦線で戦う兵士たちへの祈りを込めたりと、特別な意味合いを持ってきたそう。
しかし、ソ連の占領下では、キリスト教の信仰も制限されていたこともあり、3度に渡って、ブルドーザーでこの十字架の丘を掘り返された。それでも尚、今こうして6万本以上の十字架が立てられているというこの不屈の精神がリトアニア人の十字架に込める思いの強さかと思われます。
それだけ、この地は特別な意味があり、今も尚、巡礼地としてたくさんの巡礼者の方が訪れます。
ここは誰の管理下にも置かれていないとのことで、現在でも自由に十字架を置いて祈りを捧げることができます。
なので、現在進行形でその数は増え続けていきます。
遠くから見ても、何か不気味な風景が
近づくとそれが、無数の十字架であることに気付きます!
なかなかのインパクトではないでしょうか!?
世界広しど、こんな場所は他にはないと思います。
複雑な運命を辿り、育まれて来たリトアニアの信教精神による魂の現れのような場所です。
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